よくもまぁ、こんなにヒドい映画ができたもんだ。
醜悪も夥しい、甚だしい。
だいたい何だってこんな映画に出たかな、ブルース・ウィリス。
家で「ダイハード2」のテレビ放映を観た方がどれだけマシだったろう。
良いヤツ、悪いヤツ、に対する配役の珍しさはあります。
でもそれは褒めるようなことでもない。
アネット・ベニングは老け過ぎだ。汚すぎる。
「アメリカン・プレジデント」で見せたものは全く何も無い。
もともとキラいな女優なだけに、今回の配役上わざとだったとしても、
その効果などこれっぽちも感じられないほどに、醜い。別にいいんだけど、
吐き気しそうなほどにイヤだった。
ストーリーに詳しく触れるのは避けるけど、何ひとつ詰められてない。
何も伝わらない。一貫性がない。伏線も引かれない。危機感もない。
感動も驚愕もしないし、当然見せ場なんてない。
たったひとつ、見せ場としたかったらしいラストだが、
演じるデンゼル・ワシントンと
ブルース・ウィリスも納得いってないことを祈る。
このド忙しい最中、睡眠削って
(まぁ、どうしても行かなければいけない事情もあったのだが)
久しぶりの映画だったのに、心の底から言う。
本物のカスだ。かつてこんなに興奮して映画を酷評したことはない。
もともと私はプラス志向だから。その私が言うのだ。信じなさい。
[THEATER]
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