テーマはなんてことないし、捉えようによってはそれなりに重い。
でも、明るく、力強く、そして軽快で、熱っぽく仕上がってたと思う。
エリンという人が実在人物だから何かコメントするのが憚られる。
敢えて映画のキャラクターの彼女を捉えて話すと、
とにかく真っ直ぐな人だ。
自分自身にも他人にも嘘をつかない。
哀しい事を哀しい、楽しい事を楽しい、幸せな事を幸せ、
そんな風に言えるって、こういうことじゃないか、と。
そして、頑張れば(って言う単純なんだけど)、報われる、
そんな風に思える気持ちのいい映画。
だから法廷シーンなど無く、それで良いのだとすら思える。
ジュリア・ロバーツが大変良い。
隣人のジョージはそれにも増して、良い。
さらに良いのが事務所のボスで、弁護士のエド。
観進むうちに、どのキャラクターも
憎めなくなってくるから不思議だ。
私はソダーバーグ贔屓だからだけじゃなく、
相当気に入ったんだけどな。
★★★★