おもしろそう、おもしろそう、おもしろそう、、、
と思って観た作品。10年くらい前の作品。
多分、ずいぶん前にビデオを観て、ほとんど忘れていましたので、再度観ることにしたのですが、タイトル・出演者・・とケアしていくと、やっぱり期待はしますよね、なんか。
年を経て、2度観ると、感想は変わるもので、
それを体感して、これについては儲けたものだ。
★★
以降、ネタバレがありますので、ご注意ください。
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つまり、家族の物語なんですが、
『誰が悪い!』っていう見方はできません。
だって、そういうなら、全員悪いんだもの。
もちろん、犯人だと言う意味ではありません。
事件は[事故]なのです。しかもそれはワリと早く判りますし、
本編でも容疑者で保釈中の息子が告白します。
逃亡中は、父親の行動が非常に愚かに思え、
裁判中は、母親の行動がひどくお粗末に思え、
それぞれに双方が中途半端に思えます。
家族の映画なのに、家族のコミュニケーションが
あまりにも貧弱に感じてしまい、その結果、
息子がとった最後に選択にはがっかりします。
すべて[子供への愛]で片付けようとするのはどうなの?
親が愛する子供の為にする愚かな行為は
全て許されるものではなく、もちろん、そんなことを
描いた作品ではないのですが、
なんか、気持ち悪いんですよ、ものすごく。
優秀な弁護士と友人の警察署長が登場しますが、
彼らには癒されます。