ハンニバル

cover
ちょっとあたしはしつこくてごめんなさい。
映画館で初日に鑑賞してから数えて、
多分今回の鑑賞は
5~6回目ぐらいになると思うんだけど、
とにかく、最初に観たとき、
当時の自分のサイトに書いたレビューを、
まず書きます。

おいおい、いい加減にしろっ!

珍しく公開日に観に行ったのに、何たることだ。
これから観る人のために普段は言わないが、
今回は言う。

醜悪な愚作だ。

あくまで、主観だから、気にしなくてもイイのですが、
あれはヒドい。
ジョディ・フォスターが出ていなくて本当に良かった。

ただ、小技は少しずつ効かしてあるけど、
本筋とはあまり関係がない。というか、映画の『味付け』的な小技(野外オペラ、クラリスの仕事、メイソン・ヴァージャー) はあるよ、ってコトで。
ま、ジュリアン・ムーアは、あの存在感のあるジョディと
同じ役をするプレッシャーを払いのけて頑張ってたし、
ホプキンスは言うまでも無いし、
ジャン・カルロ・ジャンニーニも味はあったし、
ゲイリー・オールドマンも凄かった。(のか酷かったのか・・?)

何にしても、ジャンニーニの最期が最悪で、
メリーゴーランドのシーンはさらに最悪。
哀しくて泣きそうになる。

確かにR・スコットやJ・ムーアのおっしゃる通り、
この映画は『別の映画』(羊たちの沈黙とは)だ。
全く同意する。

そうでなければやりきれない。


2001.04.07
-シネマメディアージュ(お台場)にて

かなりご立腹の様子なんだけど、
何度も何度も鑑賞していくと、怒りもだんだん
柔らかくなってくるから不思議だ。

一個だけ、何度も観て感じているのは、
なんかこの映画の出来ばえは、
良い悪いとは関係のない高級感かなぁ。

で、その高級感は、結構イイもんだよ。

あたしは『羊たちの沈黙』という映画は、
そうとう大好きです。

★★

ハンニバル” への4件のフィードバック

  1. > HONDAさん、こんばんは。
     そうですね~、確かに褒めてるような
     感じもありますね。
     でも、悲観しているんですよん。(苦笑)
    > 007さん、こんばんわ。ようこそです!
     何がこんなにイヤなのか、と考えてみると
     何もかもがイヤ。
     でも、おっしゃるように、R.スコットが
     敏腕なのか、絵に重厚感があって、
     悪くないんですよね。
     またぜひ、いらしてください。
     私も伺います。

    いいね

  2. shizukaさん はじめまして。
    最近、ブログを始めたばかりなのですが、これまでのバックナンバーも楽しく拝見させていただいています。
    「ハンニバル」はデジタルハイビジョンで先日初めて観たのですが、確かに「羊たちの沈黙」のテイストを期待していたばっかりにがっくりさせられました(涙)。
    でもさすがにリドリー・スコット。
    絵は綺麗なんですけどもね。
    というわけでこれからも時々お邪魔します。
    「シネマラ 金屏風版」
    http://cinemara.jugem.jp/

    いいね

  3. こんばんわ。
    そうとうご立腹だったんだね。
    ダレモミルナ、コンナエイガ!って
    感じがよく出たレビューだけど、
    よく読むと、たくさん褒めている気が
    するのは僕だけか?

    いいね

コメントを残す