実はあたくし、仲村トオルくん大好きなんです。

海猫 オフィシャルサイト 　 監督：森田芳光 出演：伊東美咲／仲村トオル／佐藤浩市／三田佳子／ミムラ／白石加代子

★★

邦画は正直言ってキライ。
［石坂金田一を市川昆監督が撮った横溝映画］と
［戦国自衛隊］と［二代目はクリスチャン］と
［砂の器］はおもしろかったけど、
ここ何年もおもしろい日本の映画は観ていない。
観ていないだけで、あったかもしれない。

［海猫］も、映画として、どうこう言うようなもんでもない。
中途半端な、個性のない、日本映画独特の映画。
原作も読んではいませんが、お話は超くだらない。
でも、出演者が、皆それなりに良かった。

伊東美咲は、かわいくてすばらしい。
だから演技などどうでもいい。露出も予想通りで安心したし。

佐藤浩市は親譲りなんでしょうね、相変わらず演技が上手で
役柄にも合っていたと思います。

トオルくんは大好きなので、正しく評価できません。

姑役の白石加代子は抜群に上手。（当たり前か）

佐藤の浮気相手を演じる小島聖は、演技はいいんですが
顔が気持ち悪いし、何か不愉快。

冒頭で、伊東美咲と佐藤浩市の成長した娘［美輝］が
婚約している恋人に、ひどい捨てられ方をする。
母親の死んだ本当の理由を隠していた、と激怒する。
そんな女（母親）の娘と結婚できない、と言う。
それがあって、娘も本当の母の死の理由と生き様を
祖母に訊くことになるんだけど、どうも苦しい。

物語をスタートさせるためのきっかけにしては
なんか気持ち悪くて、原作に疑問が沸いている。

でも、最後にミムラ扮する娘の美輝が、
激烈にしょぼくれて落ちぶれた佐藤に会いに来る。
これに救われる。