アメリカン・ヒストリーX 監督:トニー・ケイ
出演:エドワード・ノートン/エドワード・ファーロング/ビヴァリー・ダンジェロ/ジェニファー・リエン/イーサン・サプリーほか
アミューズソフトエンタテインメント/2003-12-05
おすすめ平均
アメリカンヒストリーX
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終りなき感情……
問題提議の映画
憎しみで生きるには 人生はあまりに短い
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これは見事に期待に応えてくれた。
★★★★
カゼの週末、最後の鑑賞作品はあまりに期待通りで満足した。
7年ぐらい前だったかな、単館で上映していたこの作品を
当時あたしの大好きな人が、さっさと1人で先に観に行ってしまい
ものすごくムカついたことで記憶にある作品で・・(くだらん)。
ずっと観たかったんだけど、ついつい後回しに、なぜかしていた。
監督のトニー・ケイという人を全然知りませんでしたので
調べてみたら1952年イギリス生まれ、
日本での公開作品は他にはなさそうでした。
(この作品の公開に当たっては、クレジットの問題かなにかで
ニューラインシネマとアメリカの監督組合(?)に訴訟を起こしたとか
そんなことがトリビアとして書いてありました。)
演技が素晴らしく巧くて、非常に骨太な役者だとあたしが思っている
エドワード・ノートンが主演し、その弟役に、
ターミネーター2のエドワード・ファーロング。
このキャスティング、絶妙じゃないですか?(とひとりで騒ぐ)
弟も主演と言えると思うのだが、とにかく深いテーマで
観ていない方はぜひとも何とか観ていただきたい、と
今さら鑑賞したあたしがしたり顔で言ったら、怒られるんじゃないか、
と思っちゃうような、考えさせられるおすすめ作品です。
どんな話かは言いたくない。ネタバレはダメです、これは。
差別と家族と、怒りと愛と憎しみと、そして命。
そういう軸が同じだったり違ったりするものすべてが
結局のところ関連しているのだと改めて納得していく
そういう自分を必ず感じられると思います。
良い作品でした。

