オール・アバウト・マイ・マザー 監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
出演:セシリア・ロス/マリサ・パレデス/カンデラ・ベニャ/アントニア・サン・ファン/ペネロペ・クルスほか
おすすめ平均
「おとこ」「おんな」
女たちへの賛歌
女性、或いは母性であることの生甲斐!
一番つらい女性の心の葛藤満載?
ちょっと難しいが見ごたえのある映画だと思う
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非常におもしろいので、ぜひ観てください。(遅いよ>自分!)
それにしても、この人の作品の感じって、昔と変わりましたね。
カルメン・マウラが踊りまくるような作品が結構好きだったんですが、
最近観た二本も非常に面白かったです。
★★★★☆
評判が良かったわけはわかります。
「女」「母」「男」「娘」「父」「息子」「恋人」・・・
それらが非常に明確に描かれていてとても面白い。
セリフもお洒落でクール。
物語の中盤最初のバルセロナに移ってから、
マリサ・パレデス演じる女優のウマ(Huma)が、
セシリア・ロス扮する主役のマヌエラ(Manuela)と車の中で
自分の芸名をウマ(HUMO:煙)にした理由を話すところ、
「ベティ・デイビスに憧れてタバコを始めた」
「私にはタバコがすべて。それしかない。」
「名声なんて、味も香りもない」
「実体すらないものだ」
これ、かなり印象的だった。
ともかく、全体がきっちり繋がって良くできた作品。
ラスト近くで、二人のエステバンの父親とマヌエラの再会も
かなりぐっとくるね。
この作品が公開当時に話題になったのも頷けた。
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「おとこ」「おんな」
女たちへの賛歌