ブレイブ ワン [T]

ブレイブ ワン 特別版
ブレイブ ワン 特別版 ニッキー・カット メアリー・スティーンバージェン ジョディ・フォスター

おすすめ平均
starsごく普通の映画
stars心にポッカリと穴をあけられた…
starsストーリー読めるけど、良かった
starsジョディフォスターありき
stars映画だからできる結末

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2007.11.03/109シネマズ木場
★★★★
 
 
ジョディの骨っぽくて神経質そうな顔つきが相変わらずイイなぁ、
もうすぐ45歳でしょ、若いなぁ、とか思いながら
鑑賞を進めておりましたが、これね、うーん、複雑な感想。
おもしろかったんですけど、賛否両論かも。
「彼女のとった行動」ではなくこの作品の結末に。
 
ネタバレしますよ↓
 
 


ジョディ・フォスターじゃなかったら観なかったかもしれないと
予告編では思っていたんですね、こういうテーマ苦手なので。
だから、おもしろいという期待は持てなかったんですね。
で、前半では、ちょっと、あーやっぱり残念なのか?って思って
へこたれてしまうんですが、
後半になって、突然スピード感と活気が出てきて、
まさか?!っていうラストに走っていくんです。
正直言って、私は想像しなかったラストだったんですけど、
いろいろ想像できるラストと比べると、私には好きなラストだったかも。
目には目を、というのは私は大嫌いです。
非常に民度が低いと感じてしまいます。
殺されたから殺して、殺したから殺されて、なんて
そんなことやってたら、いつまでも終わらない。
ま、そんなことを言って気取っていても、
いざ、自分がそんな目に遭ったらわからないよね。
(で、ここからネタバレあるので反転)
婚約者と一緒にいる時に暴漢に襲われ、重症を負い、
婚約者を殺されたラジオ・パーソナリティのエリカ。
彼女は初めから復讐目的で銃を手に入れたんじゃない。
微妙な殺人を重ね、「処刑人」と世間がもてはやしたりするうちに、
おかしな言い方ですが「殺人慣れ」してきて、
だんだん復讐心も強まって、というか、復讐心が強まりだしてからの
ラスト数分が映画としてはなかなかおもしろいんだけど、
実直で法を重んじる優秀な刑事のあっけない寝返りっぷりには
びっくりして目が点になります。
このラストは絶対に正しくない。社会的には。
でも不思議だな、映画としては面白かったんですよ。
意外なラストだからだろうか?

エリカと同じアパートの住人で看護士の黒人女性が、
人生どうでもいいやって感じになっているエリカに
「死ぬ方法はたくさんある。生きる方法を見つけて。
 とても難しいけれど。」
とかって言うんだけど、なんか共感した。

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