イングロリアス・バスターズ
監督・脚本:クエンティン・タランティーノ
出演:ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、ミヒャエル・ファスベンダー、イーライ・ロス、ダイアン・クルーガー、ダニエル・ブリュール、ティル・シュヴァイガー、サム・レヴァイン、ポール・ラスト、ジュリー・ドレフュス、マイク・マイヤーズ、ロッド・テイラー、マルティン・ヴトケ、レア・セドゥー、ルドガー・ピストール、ボー・スヴェンソンほか
ジェネオン・ユニバーサル/2010-05-12
おすすめ平均
Amazonで詳しく見る by G-Tools2010.07.25/TSUTAYA DISCUS
★★★★JUGEMテーマ:クエンティン・タランティーノ
タランティーノにブラピは合わない。
とまあ、映画好きが集まる行きつけの店でもさんざん聞いたけど、実際のところ私もちょっと違和感を感じていたが、鑑賞後は全くそんなものはなくなった。それってブラピが主役と言い切れないからかもしれん。
2人で来日したりのPRがあったのでみんなタランティーノがブラピで撮ったと思っているかもしれないし、私も思っていたし、実際そういうカタチにしているかもしれないけれど、観ると実は違うって感じを受けるの。ちなみにダイアン・クルーガーも出てるんだけど、脇役なんです。
で、これを説明していると結構長くなるから止めておきますが、この映画の主軸はナチの大佐に家族を殺されたユダヤ人の少女が成長してナチに復讐をするっていうコレで、ブラピはサイドウェイ。もちろん最後にジョインする。なので成長したこの少女が概ね主役と言えるし、復讐相手のナチの大佐が主演男優とも言えるほどイイけど、大佐役のクリストフ・ヴァルツはあっちこっちのアカデミーでこの役で「助演男優賞」を受賞しているので違うんですね。(笑)でもそのくらい、この大佐は良かったよ。ていうか、そういう役だよ、確かに。しかも上手かったし。
要するにそんな感じの幹と大枝小枝から成る全体を、大きな一本の木のように見事に描くので十分面白かったと私は思う。あんな描写やこんな描写がグロいとか、それ以前に何でそれをするの?とか、まあ、そんなことイイじゃないか、と。(笑)
あいかわらず作品の尺は長いけど、もちろん苦痛じゃないしね。最後がね、ちょっと、まあ、こんなものなのだろうかと若干自分を納得させたところはあるけど・・・。
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