アモーレス・ペロス

アモーレス・ペロス スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] アモーレス・ペロス スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
監督:アレハンドロ=ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:エミリオ・エチェバリア、ガエル・ガルシア・ベルナル、ゴヤ・トレド、アルバロ・ゲレロ、バネッサ・バウチェ、マルコ・ペレス、グスターボ・サンチェス・バラ、ロドリゴ・ムライ・ブリサント、ホセ・セファミ、ホルヘ・サリナス、ルルデス・エチェバリア
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン/2007-02-23
おすすめ平均
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JUGEMテーマ:映画監督

2010.8.15/洋画★シネフィル・イマジカ(CS)
★★★★


この作品はご存じの通り、アレハンドロ=ゴンサレス・イニャリトゥ(Alejandro González Iñárritu)監督の1999年の作品で処女作になります。「21グラム」や「バベル」など有名な作品の監督ですが、結局処女作を最後に鑑賞することになってしまって・・。
とにかく救われない。
どの作品もこの監督の作品は「悲劇」なんだけど、この処女作はイニャリトゥ監督独特の悲劇の連続で、それら悲劇が鎖がっている。作品の中に描かれる3つの物語はそれぞれ悲劇で、3つが悲劇的に繋がってくる。いろいろな意味で「愛情」と「家族」が描かれ、タイトルにあるように「犬」の存在がどの物語でも象徴になる。
ラストまで150分くらいあると思うんですが、なんか胸が痛いような息苦しくなってくるような救われなさで2度は観たくないかもね、って思ってしまうんだけど、1度は絶対観て欲しいとも強く思ってしまう。そんな作品でした。
わかりやすい感想を言いますと、この作品が「21グラム」より「バベル」より全くもっておもしろいし、おすすめするとまあそんな作品です。つまらないところは全くなくて、ただただ救われなくて悲しくて苦しいけど、そこに「愛」がいくつもあるんです。良くも悪くも、わがままでも。

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