ハート・ロッカー [DVD]
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー(ウィリアム・ジェームズ二等軍曹)、アンソニー・マッキー(J・T・サンポーン軍曹)、ブライアン・ジェラティ(オーウェン・エルドリッジ技術兵)、ガイ・ピアース、デヴィッド・モース、レイフ・ファインズ、クリスチャン・カマルゴ、エヴァンジェリン・リリーほか
ポニーキャニオン/2010-09-02
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2010.11.20/TSUTAYA DISCUS
★★★★
どうでもいいけど、TSUTAYA DISCUSのイイところでもあり、難儀なところは「延滞料無料」のおかげで、いつまでも観ずに放置していることがあるってことで、でも観てポストに投函しなければ次はないわけで、要するに、発生する月会費の積み上げが放置した作品のレンタル料と考えられるので、私の場合は2カ月放置すると2000円ぐらいのレンタル料になって、劇場で観るより高いというわけで、会員になるならちゃっちゃと観てちゃっちゃと返すことが大切なんだよねー、っていつも思う。てか、だらしないだけなんだけど。て、前置き長いよ。
ちょっとドキュメンタリーみたいって感じられるからとりあえずこれってリアルなんだろうなぁ。断言はできないんだけど。
イラク駐留の米軍それも相当危険を伴う爆発物処理班の兵士とその任務遂行の映画なんだけども、そんなん聞いただけでビビるし、途中でちょっとしんどくなったりするけど、結果的にはおもしろい。映画だからね、軽薄にクールでした、と褒められる。正に、カッコ良かった。
キャスリン・ビグロー監督の作品では古いものが好みで「ニアダーク」と「ブルースチール」と「ハートブルー」が好きですが、特に「ハートブルー」はオススメかなあ。判りやすいドラマがあって、終わりはどうあれ気持ちがいい。
この「ハート・ロッカー」も主人公のウィリアム・ジェームズ二等軍曹のキャラクターが凄いの。何かにとり憑かれてるみたいに爆弾に向かって行きつつも「爆弾を処理する際に大事なことは?」と問われて「死なないことです」と答える。ジェームズがいるチームのあとの2人との関係も判りやすく描かれているし、それぞれの精神状態や性格がしっくりきます。何がいいって、この3人は最初からチームだったんではなくて、ガイ・ピアース演じるトンプソン軍曹が爆弾処理の事故で冒頭で死ぬわけですが、主人公のジェームズはその後任なわけで、前任者とは全く違うという判りやすくて感情移入しやすい設定だね。俳優もなんかで観たことあるかも、ってくらいしか知らない人(ごめん)だったけど良かったです。脇役にはガイ・ピアースもそうですけど、知った顔が多く出てるのね。そうだそうだ「LOST」のケイトが主役の奥さん役。いや、好きなのよね、エヴァンジェリン・リリー。わが家では「(映画の)100本中、64本は出てるよね」と評判のデヴィッド・モースも出演されてますなぁ。ちなみに私が好きなのは、レイフ・ファインズが出てきて速攻で死ぬ砂漠のシーン。3人の連携が深まるような感じのいいシーンです。
ハート・ロッカーというのは米軍の隠語で「苦痛の極限地帯」を称していうのだとか。または「棺桶」のことだとか。なるほどでした。
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