2015/08/14
★★★★
hulu
ネタばれします。
リュック・ベッソンはこういう作品がつくりたいんだろうね。哀愁の殺し屋、的な?結構どこかが似ている作品が多いよね。好きだけど。どうあれ、やはり仕上がりがいい。スピード感もいいし、ちょっとせつなくて、でも結果的に達成感はある。
今回は主人公のカトレアが少女時代の描写もとても良くて、応援したくなる。
例によって、カトレアの両親は彼女の目の前でマフィアに殺される。その前に父親は彼女にマイクロカードみたいなメディアを渡して、これはお前のパスポートだ、と言う。私、思い出しました、その時。ジョン・カサベテスがジーナ・ローランズを主役に撮った「グロリア」。同じく子供以外の家族が全員殺される。秘密を書いた手帳を、これはお前のバイブルだ、って託す父親。私も子供の頃に観たからちょっと衝撃的だったんだけど、今回アレ思い出しました。
で、この映画の主人公カトレアが死ぬ前に父親に頼れと言われてた「シカゴのおじさん」は、ハリウッド映画でテロリストと言えば彼!っていうあの彼ね。どっからみてもテロリスト顔の。もとい、カトレアがおじさんと会った時に初めて号泣するんだけど、あそこは泣ける。ベッソンらしいというとおこがましいけれど、なんかそんな風に思いました。
そしてカトレアは復讐のために殺し屋になります。両親を殺した男を殺すために・・・。
そういう話なんですが、私は好きです。ぜひ観てください。
で、思い出したんだけど、カトレア役の子(成人)ってアバターのヒロイン役の子らしいよ。