ブラックホーク・ダウン

★★★★ 
2016.12.17/WOWOW録画  

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昔観たと思ってたんだけど、ずいぶん昔だった気がするので、もう一度観てみたら、その時よりもおもしろくなかった気がする。ただ、ドラマ性は高い。

 ソマリアの内戦にアメリカが介入、部隊が送り込まれる。・・・ってこの作品、1993年に起きた「モガディシュの戦闘」というソマリアからアメリカが撤収するきっかけになった戦闘がベースになっているんだけど、ソマリア民兵サイドが想定外に強くて、思っていたよりはるかに苦戦して、1時間で終わって帰れると思っていたのに、丸1日かかって、しかも何人も失ってしまうという話で、その根本原因となるのが、ソマリアのRPG(Rocket-Propelled Grenade)による米軍のヘリコプターの墜落。そのヘリコプターがブラックホーク、でブラックホーク・ダウン。

 主役はジュシュ・ハートネット。イケメンだし好きなんだけど、この映画では特にぱっとしないレンジャーの主人公を演じている。レンジャーではなく、テロ対策の特殊部隊デルタフォースの戦いっぷりがどちらかというとすごいんだけど、で、原作は読んでいませんが、映画はそこにだけ焦点を当てたのではなく、レンジャーはレンジャーの戦いつぷりと、両方の隊員たちのかかわりみたいなものとか、なんというか、延々と続く市街戦の描写の中でいろいろと考えさせられるところはある。エリック・バナの役どころはすごくいい。彼もなかなか良かったけれど、彼じゃなくてもいい。オーランド・ブルームは出撃早々にヘリコプターから落ちて、けが人として最後まで戦地を運ばれる役。トム・サイズモアはパールハーバーの時同様に、ものすごくいい味を出している。彼の演じる役は、いつも彼にぴったりだと思わされるから不思議。そして、ユアン・マクレガー。今となってはいわく付のキャラの役なんだけど、準主役的なこの役を好演していると思った。

 私は戦争を扱った映画が好きだ。なぜだかわからないけど、戦争映画やドラマは日本のものでも好んで観ることが多い。だから仕上がりが悪いとがっかりするんだけど、この作品はそういう意味では、たまに観たくなる作品と言えます。

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