★★★☆
2017.6.4/TSUTAYA DISCUS
ブリッジ・オブ・スパイ [DVD] ![]()
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2016-11-25
by G-Tools
まず、陣容を書いておきます。
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:マット・チャーマン(英語版)、イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
製作:スティーヴン・スピルバーグ、マーク・プラット、クリスティ・マコスコ・クリガー
出演:トム・ハンクス
2015年~16年に公開された作品のようですが、実話を元に作られていて、主要な登場人物はそれぞれ実在の人物のようでした。
■背景となっている事件:Gary Powers: The U-2 spy pilot the US did not love
アメリカで諜報活動を行っていたソ連のスパイが逮捕されて、それを形だけ弁護しろと言われた保険専門の弁護士が、スパイの彼と心を通わせ、真摯にことを運んでいくなかで、話がどんどん大きくなって、同時に進んでいたソ連での偵察活動中にソ連に拿捕されたアメリカ人パイロットと、なぜか東ドイツも絡んだ捕虜交換作戦に発展し、トム・ハンクス演じる保険専門弁護士のドノヴァンが見事にこの交換をしてのける話。
テーマは硬くて重い、けれど時折コミカルで、会話も英語だけでなく、ドイツ語やロシア語が表れるにもかかわらずわかりやすく、140分という長時間ながら、きちんと理解しながら鑑賞を進めることができて最後はやっぱりほろっと泣ける。
こういう骨の太い映画をさらっと(・・・かどうかわからないけど、そう感じる)創れる陣容がすごいと思いました。
中でも印象的だったのは、ソ連のスパイとしてアメリカにつかまるルドルフ・アベルとアベルを弁護する弁護士のジェームズ・ドノヴァンの会話で、劇中で3度、ドノヴァンはアベルに「不安はないのか?」と尋ねますが、アベルはその度「役に立つのか?」と応えるのです。この会話がなぜか心に残っています。
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