★★★★★
2018.11.17/TOHOシネマズ日本橋
http://www.youtube.com/watch?v=0UkG8GnfCCY
久しぶりに★を5つつける映画を観てしまいました。3年ぶりぐらい?
すごかった。傑作だと思います。思い出しても涙が出てしまう。監督はブライアン・シンガー。X-MENのシリーズで有名な監督さんです。私ももちろん観ましたが、やはり、ユージュアル・サスペクツ。あれは傑作です。オススメします。そして、フレディ役で主演を務めたのはラミ・マレック。まだ37歳。フレディが亡くなった時まだ10歳。私がお気に入りの海外ドラマに「The Pacific」というのがありまして、その話をすると長くなるのでしませんが、それに彼は出演していて、なかなか印象に残る演技をしています。フレディを演じると読んだときは驚いたのですが、やはり上手な人だったんですね。でも他のメンバー役を演じた方々もそんな感じで、フレディ以外の3人の方がより似ていたと思いますが、4人ともすごく熱っぽくて感動しました。
とにかく物語と熱が伝わるわけですが、足りないものも多すぎるものもなく、そしてリアルタイムで来日コンサートに行かれなかったことを後悔します。まあ、中学生じゃいけないけど、20歳前にも来てたんだよね、とかなり後悔。
今ってあまり衝撃的な名曲に邂逅することってあまりないじゃないですか?残念なんですけど。いや、わからないけど、私はない。国内のものも国外のものも。ああ、いい曲だなっていうのはあるけど、雷に打たれたように、なんだ、これ?これ、誰の曲!!??って感じの?
若い頃は国内外で、そういうのあったんですよ。物心つく頃には、家の中でもいつも様々な音楽が流れていた、ということも私の音楽好きには影響していると思うんだけど。何せ、最初に買ってもらったレコードは、小学校4年生のときのエルトン・ジョンとフィンガー5。そして私がクイーンに出会ったのは中学1年生のとき、CMに使われた「Bicycle Race」。すごいポスター、今だったら貼れないかも、というビジュアルのやつね。その後、いろいろな音楽を聴く中で、常にクイーンのナンバーはその中にあった少女時代でした。余談ですが、日本の曲で雷に打たれたのは「RIDE ON TIME」。
それはさておき、クイーンの偉大なボーカリスト、フレディ・マーキュリーの映画なんですけど、その激動の45年の生涯を・・とかそういう重たい話ではなくて、音楽とそれをつくった彼らを描いた普通のエンターテインメントなのに、とにかくスタッフとキャストの熱を感じるの。もう本当に最後の20分は圧巻です。私ですら涙してしまいましたし。
なにはともあれ、観てください。
ちなみに、クイーンの有名な曲はどれも好きだけど、私が特に好きな曲は「I was born to love you」とバイシクル・レースと同じアルバムに収録されている「Don’t Stop Me Now」。エンドロールでちゃんと流れました。