運び屋

★★★★      
2019.3.14/TOHOシネマズ日本橋       
       
      
http://www.youtube.com/watch?v=tubXWOHGSnw     
     
      
クリント・イーストウッドって、今、88歳なんですよ。

私の場合、ここ2年の間に母親が77歳になってすぐに亡くなり、父親はその後79歳で死んじゃったんですけど、88歳でピンピンして映画創って主演しちゃうんだからすごいなーって。本当に想像がつかない。その高齢でバリバリ現役って。でもやはりおじいちゃんはおじいちゃんなので、観ていてハラハラしちゃうんですよ。いや、演技だけど、喋り方とか本当にジジイで巧すぎる。全部が演技じゃないよ、多分。リアルおじいちゃんだもの。

で、おじいちゃんはさておき、ウィキペディアによると、

『運び屋』(はこびや、原題: The Mule)は、2018年のアメリカ合衆国の犯罪映画である。監督と主演はクリント・イーストウッドが務めている。原案は『ニューヨーク・タイムズ』のサム・ドルニックの記事「The Sinaloa Cartel’s 90-Year-Old Drug Mule」であり、脚本はニック・シェンクが執筆した。80歳代でシナロア・カルテルの麻薬の運び屋となった第二次世界大戦の退役軍人であるレオ・シャープの実話に基づいている。

ということなんですけど、私は実話に基づく話って本当はイヤなんだけど、イーストウッドは最近は連続して実話をベースに映画化していますよね、で、どれも観てますけどなかなか面白いので、つい観てしまうんですよね。

飄々としたおじいちゃんっぷりがすごいリアルなんですよ。家族を省みずに仕事して、家によりつかず、何年もそんな感じだった人が、80代でいろいろなものを失って家族のところに戻ってくると、娘も妻も受け入れてくれない。そんなこんなで、紹介されて「運び屋」を引き受ける。長距離をただ「運ぶ」だけ。でね、この運ぶ状況がね、ただ運転しているだけなんだけど、何か起きるんじゃないかとひやひやしてしまって、なんというか、普通のおじいちゃんが歌とか歌いながら運転してるだけなんだけど、本当にはらはらする。
   
まあ、それで、いろいろあって、めっちゃ太ったアンディ・ガルシアとかに驚いたりしているうちに、終盤、映画はいきなりウェットな展開になります。いきなりってほどでもないんだけどね。

で、ネタばれを書く気はないので、ここまでですが、楽しめますよ。映画館で観てももったいなくはないです。ただ覚悟してほしいのですが、クリント・イーストウッドは相当おじいちゃんです、そしてアンディ・ガルシアも太ったおっさんです。

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