★★★☆/2022.06.28/HDD
映画館には絶対に観に行かないから録画しといた作品(その2) である。
映画館に行っても良かったかな、とまでは思いませんでしたが泣けたし悪くなかった。タイトルが出るまでがちょっと長くてびっくりしたけど。
主に男女2名の15〜6年の人生の話なんだけど、もちろん、その先の方が長い2人なんだけど、まあまあ泣けてよくできていました。全員が静的な演技をするところ、すごくいい。
人ってどこまで行っても心の中に住んでいる別の人がいて、それは悪いことではないんだけど、このお話は中学1年生の頃に淡い恋をした子供ふたりが、引き離されて、逃げて、別の人と出会って、絶望して、新しい恋をして、再会して、別れて、置いていかれて、結婚して、子供が生まれて、そして死に別れて、また再会して、結婚する。遠回りした、という言葉はあまりふさわしくない。
ふたりにとって、最初に引き離されてからのふたりそれぞれの15年強は、決して遠回りということではなく、それがそもそも人生だったからね、と思わせてくれる。ふたりにとって。お茶の間で観るにはちょうどいい感じ。そうね、お茶の間で観たら得した感じはあるかもしれないね。
小松菜奈さんの顔には不思議な魅力があるね。他にもいくつか彼女の出演している作品は鑑賞したけどいつもそれは思った。榮倉奈々さんは可愛いね。どうもいつも若くしてガンで死ぬ母親イメージなんだけど、他にもあったっけ?
まだ観てなくて迷っている人はお家で観ても損はないと思います。
ところで、多分無かったってことは、みんなにとって必要なかったってことかもしれないけど、斎藤工はどうなったの・・・・?