それでも恋するバルセロナ

★★★★/2022.09.30/HDD

かなり面白い映画です。

古いです。今更です。監督はウディ・アレンです。主役はたぶんレベッカ・ホール。でもスカーレット・ヨハンソンもペネロペ・クルスも出ており、豪華。

恋愛観が大きく違う親友同士の女性二人ヴィッキーとクリスティーナが勉強や休暇などの目的でバルセロナに出かけて行って、巻き込まれるかのように恋のいろいろを体験して、結局・・・的な?ちなみに本作の原題は「Vicky Cristina Barcelona」です。

HDDの整理をしていて、ふと見つけて、タイトルは聞いたことがあったんだけど観た記憶がないな、と思い、録画時間的にも本編が100分なさそうなので、勤務時間も終わったことだしと観始めたらこれがなかなか面白く、先が知りたくなってやめられなくなった。

タイプの違う女性3人がひとりの男を中心として関わっていく中での、女性3人の感情や行動が非常に判りやすく表現されていると思いました。そして、自分はどのタイプだろう、って絶対考えてしまうよね、と。日本女性なら大抵は主人公のヴィッキーに感情移入しやすく、クリスティーナに少し憧れるだろうか、とか考えてしまう。けれど、本当はペネロピー・クルース演じるマリアになれたら、と思うかもしれない、とかね。

それと、本作よりもさらに数年前の作品でダイアン・レインが主演する「トスカーナの休日」という邦題のほぼほぼ全編イタリアロケの作品があり、私の最も好きな映画のひとつなのですが、それと同様にこのバルセロナは全編スペインのカタルーニャ地方で撮影され、その土地の景色、自然、街、習慣、そして芸術、音楽、それから食に酒・・・などを目や耳で味わうことができるところも楽しみのひとつです。日本の映画でそういう映画ってあるのかなぁ?あったら教えて欲しい。どうも記憶にないのよね。あ、北海道のラベンダー畑以外にお願いします。

古い作品ではありますが、特に女性におすすめする一作となりました。ちなみに、中心となる無自覚な女ったらしのイケメン・ラテン男を演じるのはペネロペ・クルスの私生活でも夫であるハビエル・バルデムです。まあ、クリスティーナのように奔放でなかったとしても、浅黒アンニュイセクシー系は1度お願いしてみたくなるというものです。

そうそう、ネットに本作に関する面白い記事があったのでリンク貼っときます。古いニュース、よくあったよね?

ウディ・アレンの新作にスペインから猛反発! @cinematodayより

コメントを残す