★★★★/2024.05.25/Amazon Prime
胸クソ悪くなる映画ですよ、マジで。でも最後まで観ましょう的な気分にはなりますね。
ロストケア・・喪失の介護と本編では主演の松山ケンイチが言っています。介護というのは重たいテーマだと思います。生きていると必ず向き合うことになるはずのテーマ。まあ、どちらの立場とも向き合わずに死ねる人もいますし、それはそれで羨ましいけど。
で、この作品は介護に翻弄され、介護とは、介護されるもの、介護するものとは何なのか?どうあるべきなのか?きっと考えに考えてたどり着いたところがロストケア、命を消すことによる救いだったのかもしれないな、と思わされます。超胸クソ悪いんですけどね。
どうでもいいけど、この作品、出演者がみんな演技上手い。ほとんどが嫌いな役者だったけど。極めつけがマツケンが自宅で介護する父親の役を怪物柄本明が演じていて、もう全く気持ち悪い。二人のシーンにはもう引き込まれて、早く帰りたい(どこへ??)みたいな気分になりました。助けて。